これから取り組む事業を起点に
商標戦略の出発点は、現在行っている事業と、これから行う事業です。ブランド名、図形、包装、製品、販売経路、対象市場を合わせて整理し、現在の使用方法と次の段階での変化を確認します。
新しいブランドでは最初の製品群に対応する出願方針を明確にします。既存ブランドが製品分野や販売経路を広げ、標章を変更する場合は、新事業と既存の権利のつながりを確認します。資金調達や取引を予定する企業では、商標権者、権利の状態、制約も整理し、その後の審査や意思決定に備えます。
既存商標を判断に使える資産台帳へ
棚卸しでは件数だけでなく、商標の図柄、出願・登録資料、権利者、指定商品・役務、現在の状態を対応付けます。使用中の名称と登録された標章の一致、新製品への備え、紛争・質権その他の制約が計画に与える影響を、同じ一覧で検討します。
現状を踏まえ、中核事業、関連事業、将来計画を分けて考え、調査、追加出願、詳しい確認が必要な事項を洗い出します。区分と指定項目は実際の事業に沿って選び、必要な範囲と将来の維持費を合わせて検討します。
出願に優先順位を付ける
複数の標章・製品と限られた予算がある場合、何を先に行うか、その理由、段階的に進める事項を示す必要があります。良马は事業の進行順序、調査で見つかった権利抵触、リスクの程度を踏まえて出願時期と対応を提案し、標章の変更や追加調査が必要な事項も説明します。
海外市場では対象国・地域を先に特定し、現地の既存権利、利用できる出願経路、協力費用を踏まえて進め方を決めます。中国国内の出願分析と海外での対応は別に見積もり、各費用と対応する業務を確認できるようにします。
計画を次の行動の根拠に
成果物は、現状の台帳、区分・標章の分析、リスク一覧、段階別の出願提案、予算試算を中心に構成します。責任者が出願の優先順位を決め、ブランド、法務、製品の各部門が同じ情報で作業を進められる内容を目指します。
開始時に調査範囲、対象商標と地域、報告形式、成果物を双方で決めます。実際の出願、紛争対応、継続監視は計画に応じて別途つなげられます。調査と戦略分析は意思決定の資料であり、最終的な出願結果は該当する審査手続で決まります。

